今回は東京都に中学軟式野球クラブチームのなかでも最大級の規模を誇る「グランフレール」の細田監督さんをとうとう取材することが出来ました。
中学軟式のクラブチームは全国的に見ると少なくなりましたが、東京都内では中学軟式チームが健在で、特に大田区は軟式クラブチームが盛んで大型チームがいくつかあるのですがその中でもグランフレールは規模と成績で群を抜いているチームです。
細田監督さん、数年前にグランフレールの取材からお願いしており、念願のベースボールジャパン初登場となりました、フレールの意味はフランス語で友達という意味らしく、その中学部門ですので「グランフレール」という名前とお聞きしています。
グランフレールは毎年人数にもよりますが、A~DまたはEチームまでで大会に参加しており中学野球に関わる方ですと非常によく見るチーム名なのですが、これだけ多くのチームを動かすにはスタッフの方の努力も並々ならぬものがあると思います。
また、別組織で学習塾「リトルステップ」を経営しており、普段の勉強や高校進学をサポートしており43%の団員が塾での勉強にも参加しているそうです。
中学軟式野球クラブチーム グランフレール | |
地域 | 東京都大田区 |
所属リーグ | 城南軟式連盟 |
設立年月日 | 1979年 |
監督・スタッフ | 細田忠宏監督(21年) |
チームの人数 | 3年26名 2年 16名 1年 32名 合計 70名 |
練習グラウンド | 昭和島運動公園野球場 ・多摩川河川敷 |
その他 | 学童野球「フレール」が兄弟チーム 別組織で塾を経営 |
インタビュー後記
細田監督、実はいろいろな大会でお会いしたいたのですが、すれ違いで今回初めてお話を聞くことが出きました方です。
大きな組織を率いる監督で、ビジネスをされている方なので人前で話慣れているのか、カメラを気にせずにとても自然体で思ったままを話していただき、私の方がちっとビビってしまいました。
中学生になると野球だけでなく勉強にも力を入れなければならないので、野球の指導だけでなく塾を経営されているのも野球を続けさせるためにの環境づくりから行っているのは、結局は子供たちへの愛情なんじゃないかと感じます。
過去にインタビューしたチームの中でも塾ではありませんが、勉強をする環境を作っているチームはいくつかお会いしましたが、まだそこまで行っている所は少数ですね。
卒業生も多くの強豪校にも進学しており、学校名や野球やそれ以外の分野で活躍しているOBのことなどHPに掲載しているのもチームへの安心感が増すと思うので、SNSやHPで情報を出すことは非常に良いことだと思います。
私がお邪魔したのは練習前の時間でしたが、多くのスタッフの方が集まる中、部員たちが黙々とウォームアップをするのが印象的でした。
また、こんなチームを見ると全国的には少なくなってきている中学軟式のクラブチームも頑張って欲しいですし、野球人口を減らさないためにも存在意義を感じてしまいます。