今回のインタビューの武田監督ですが、実はベースボール・ジャパンが始まった当初のインタビューに登場していただいた監督で、私が20代のころから懇意にさせていただいている方です。
実は今回は、私が東京MXTVにの「バラ色ダンディー」という番組に出させていただいき、私のインタビュー現場取材している所を撮影するという事で6年ぶりにお付き合いをしていただきました。
テレビ局の収録を行いながら、私のインタビューも行うという忙しい中、ご協力いただきました。取材は6年ぶりですが、武田監督とはよくお会いしているので、私的にはそんな時間が経っている感じはしませんでした。
隅田川を挟んでスカイツリーの反対側に位置する台東区の公営グラウンド、学童専用のグラウンドと中学・一般用のグラウンドがあります。 浅草駅からも歩くことができる便利な場所です。
サンジュニア | |
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活動地域 | 東京都台東区 |
所属リーグ | 台東区軟式野球連盟・日本中学生野球連盟 |
設立年月日 | 1973年 |
監督・スタッフ | 武田信之監督 30年 コーチングスタッフ2名 |
チームの人数 | 3年1名 2年 6名 1年8名 |
練習グラウンド | 台東リバーサイド・荒川区南千住グラウンド |
練習日と時間 | 水:16:00~19:00 土日:8:00~17:00 |
その他の特徴 | 学童野球チーム「サンジュニア」あり |
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インタビュー後記
今回のインタビューは、東京MKテレビの番組「バラ色ダンディー」の収録時に私のインタビュー取材という事で同時に撮影させていただきました。
私のインタビューの後ろで、テレビ局のカメラも同時に回っていたので、私もいつもとは違うちょっと緊張したインタビューでした。
武田監督のインタビューの中で気になったのは、台東区のクラブチームは中学校の部活の監督と話し合いが出来ていて、部活とクラブチームが両立できる環境を作っているという所です。
ほとんどの地域で部活とクラブチームの完全な両立が出来ている地域はほとんどないと思われます。それを考えると、武田監督は野球の指導者としてだけでなく、地域のコミュニティー指導者として有意義なお仕事が出来ているのではないかと思われます。
学童野球の場合は他の習い事や家族のイベント等の両立がどうやってできるかだと思いますが、中学生の場合どうしても部活との問題が大きくなるよ思います。
この辺りはこれからも、中学生のチームをインタビューする時には重点的に聞いていこうと考えております。
インタビュー内容
長瀬:監督のお名前とチーム名をお願いします
台東区少年軟式野球連盟「サンジュニア」の監督をやっています武田と申します。 よろしくお願いします
長瀬:以前、6-7年前に太田スタジアムでインタビューをさせていただきました
長瀬:普段の練習場所を教えて下さい
ここが僕たちのホームグラウンドである、台東区リバーサイドスポーツセンターの野球場です
長瀬:最近の主だった成績を教えて下さい
昨年の卒業生は人数もいまして大会に出場することが出来ました。今の高2、高3の時も都大会ベスト4まで行ったのですが、今年は人数が少ないという事もありまして都大会に出られておりません
長瀬:チームのスローガンを教えて下さい
基本的なことはまず人として、中学生として、男の子としてしっかりやっていこうというのが基本姿勢です
長瀬:その辺りは昔から同じ姿勢ですね
はい、その辺りは昔から変えられない所です
長瀬:月々の部費はどのくらいですか?
今は月に4000円預かって活動しております
長瀬:最近はコロナで合宿はされてないと思うのですが?
合宿に関しては東日本大震災の時に借りていた施設が使えないという流れから合宿等は一切行っておりません
長瀬:仕事の後に見学させていただく事もありのですが、普段の練習時間を教えて下さい
水曜日にこちらのグラウンドで15:00~19:00活動しております。土曜日曜は基本的には朝8時から夕方5~6時まで、どうしてもグラウンド状況が十分ではないのでグラウンド状況に合わせた活動時間になっています。
長瀬:チーム独特の練習・トレーニング方法はありますか?
とにかく基本ですね。基本的な事、とり方、投げ方、打ち方、全力疾走とかを含めて手を抜かないという事が基本姿勢としてやっております
長瀬:今日も練習前に走る練習をたくさんされていましたね?
そうですね、
長瀬:チーム出身で高校・大学・プロで活躍されている選手はいますか?
独立リーグまで行った子はいるのですけれども、NPBの選手は出たことがありません。今、卒業生が東都大学、千葉の大学だとかでそういう大学でプロを目指している子がいます
長瀬:卒団生で高校で野球はづつけていますか?
今年も8人卒業しましたが全員、高校の野球部に進んでおります
長瀬:サンジュニアさんは学童部もあるのですが、子供を集める活動はどんなことをしていますか?
体験に関してはどんな状況でも、ぜひ来てくださいと言う事で扉は開いています。後はどうしても最初に入りずらかった、入るタイミングを逸した子は中学校の部活とか、塾の状況とかが先になってしまうので、いずれにしても扉を開けて待っておりますでよろしくお願いします
長瀬:台東区ですが軟式クラブチームと学校の部活との兼ね合いはどうしているのでしょうか?
これは台東区中学部の一番のウリの所でして、学校の野球部の先生方とは常に連携を取りながら学校の部活動と両立が出来るという所も、我々の長所として皆さんに伝えています
長瀬:という事は、学校の野球部でも活動しているのですが?
ほとんどの子が学校の野球部にも入っています、学校の部活で月・火・木・金で水曜日と土日は我々のクラブチーム、重なった時には先生方と相談しながら両方とも頑張れるようになっています
長瀬:以前のインタビューが6~7年前でしたが、この6年くらいで指導法とか運営の仕方で変わったところはあるでしょうか?
一番自分の中で変えたという所は、サンジュニアは高校野球に準ずるという事で頭髪に関しては丸刈りという事を僕が監督を受けて30年前からそういう形をとっていました。
ただ現状高校野球、中でも強豪校でも頭髪に関してはある程度緩和されてきているという所から、自分にも気づくところがありまして、まず丸刈りという所で現状、野球人口が減っているという中で人数が制限されてしまうので、まずそこを一番としては変えました
長瀬:その辺りで入ってくる子供が多くなったとかはありますか?
そうですね、そこでハードルに引っかかる子供がいなくなったので、頭髪という事は気にせずに、後はどれだけこのチームで一生懸命やれるかという所で子供たちに判断してもらってます。
長瀬:指導法とかは同じような感じですか?
そこは変えられないので、兎に角手を抜かず一番は基本的なことを含めて変えずにやっております
長瀬:これからどんなチームにしていきたい夢はありますか?
基本的にはしっかりとした人間性をもって高校・大学・社会に進んでもらいたいと思っています。
ただしそれをやるにはご家庭との連携、学校との連携を含めて、学校教育、家庭教育、それと我々の地域教育を同じ目線でやっていきたいなと思っております
長瀬:これから試合が沢山続きますしサンジュニアさんはKボール(日本中学生野球連盟)も出ておられると思うのでスケジュールが過密だと思いますが怪我をせずに頑張ってください。今日はありがとうございました
ありがとうございました。今後もよろしくお願いします