スポーツをしていると、体の色々な部分に負担をかけてしまうものです。疲れが溜まったり、負傷してしまったりすると、本来のパフォーマンスを出すことができなくなってしまいます。
ピッチャーの場合特に気にしたいのが爪のケアだといえます。指先の爪が割れてしまうと、投球のパフォーマンスに大きな影響が出てしまいます。
野球で爪のトラブルのケア方法とは?
爪が割れてしまった場合の治し方
練習での投げ込みや試合で全力投球をしていると、どうしても力に負けてしまい爪が割れてしまうことはあるでしょう。そんな場合、まずは病院を受診するようにしましょう。
応急処置としては爪のベースコートを塗ることです。ベースコートを塗ることで、爪表面をカバーし、一定に整えるコーティングができ、割れてしまった爪を補強することもできます。
また、間違っても瞬間接着剤で固めるということはしないようにしましょう。
瞬間接着剤でコーティングしてしまうと、成分で爪の被膜を傷めてしまうだけでなく、爪自身がもろく弱くなってしまいます。その場ではなんとかなると思うかもしれませんが、後々の害しかないと思うようにしてください。
野球で爪が割れる原因
爪が割れる原因はいろいろあります。
伸びた爪をそのままにしているというのは問題外ですが、原因はそれだけではありません。例えば、爪が乾燥しているということもあれば、爪の栄養バランスが崩れてしまいもろくなってしまっているといったように、爪に原因があることもあります。
また、指先の皮膚に原因がある場合もあります。爪の両端部分に角質が溜まってくると、そこが投球の際に引っかかってしまい、そこから爪に負担がかかってしまい割れてしまうということもあるのです。
これらの原因は爪や指先のケアで改善することが可能です。
爪割れを防ぐための方法とは?
まず、一番に爪が伸びてきたらそのまま放置せずに爪を切るようにしてください。
爪は一般的には1日に0.1mm程度伸びます。10日もあれば1mmも伸びているのです。爪を切るのが面倒といっても1週間から10日に一度は爪を切るようにしましょう。
爪のお手入れをする時に爪切りを使うと、そこから亀裂が入りやすくなってしまいます。
ピッチャーであれば、切ったところから割れてしまうこともあります。そのため、ピッチャーを含め野球をする人は、できるだけ爪割れが起こらないような日常生活を心がけることが必要です。
爪割れが起こらないようにするためには、普段から爪に栄養剤を塗って栄養不足で乾燥したり弱く割れやすくなってしまったりすることが予防につながります。
例えば、保湿クリームなどをしっかりと爪に塗ってあげることで乾燥して割れやすくなっている状態から割れにくく保護することができますし、ダメージを負っても新しい爪が作られやすい指先環境を作ることができます。
また、栄養クリームを塗ってあげることで、新しく生えてくる爪の厚みがアップして、割れにくく質もよくなります。
野球のピッチャーの爪の切り方
爪のお手入れをする時には、爪切りではなくやすりを使ったほうが良いでしょう。
かなり伸びてからお手入れをすると、やすりだと気が遠くなるほどの時間が掛かってしまうので、できれば2、3日に一度ぐらいの頻度でお手入れするようにしましょう。
爪の構造は3つの層で出来ています。その層の重なりにより丸みを作り湾曲することでアーチを作っています。
投球時に指の腹にかかる圧力は、爪がアーチ状になっていることからうまく吸収されています。
そのため、平らに近い選手の場合は爪が伸びればその分圧力のかかる面積も増えることから割れやすくなります。長くならないように自分にあった適度な長さを維持できるように調整するようにしましょう。
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野球の爪のケアのまとめ
野球は、特に指先に強い負荷がかかるスポーツです。
毎日の練習で指先を酷使するわけですから、指先の健康はパフォーマンス向上と密接な関係があります。そのため、出来る限り毎日爪をケアすることで、ダメージを次の日に持ち越さないように意識することが大切だといえます。
気づいたら爪が割れていたということもありえます。
割れてしまうと、割れていない部分の爪が伸びてくるまで自然と修復するということはありません。
そのため、日々のケアをしっかりと行い、パフォーマンス低下につながらないように、爪を大切に扱うようにしましょう。