福島県のチームは東京の大会に遠征時にインタビューをお願いしたことはあるのですが、こちらからお邪魔するのは今回は初めてでしたので、ちょっと緊張しながら常磐道でいわきに向かいました。
この辺りに行くのは初めてなのですが茨城県の北茨木市から10~15分ほどで到着してしまうので、意外とあっさり目的地に到着しました。
到着すると、グラウンドでは他のチームとの練習試合と同時に、ちょうど園児、低学年向けの体験会が行われてり、少し見学した後に根本監督にご挨拶をしてインタビューに入りました。
茨城県との県境にある多目的グラウンド、この日は高学年が練習試合、低学年は体験会と同時に進行していました。グラウンドほぼ専用に使用できている感じで、広くてゆったりとした場所です。
勿来少年野球教室 | |
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活動地域 | 福島県いわき市 |
所属リーグ | 軟式野球連盟・磐南 野球連盟 |
設立年月日 | 調査中 |
監督・スタッフ | 根本雅章監督 |
チームの人数 | 24名 |
練習グラウンド | いわき市勿来市民球場 |
練習日と時間 | 火水木:17時半~19時半 土日は試合や練習試合 |
チーム出身のOB | JFE東日本硬式野球部 高木寿投手 |
学童・中学野球のアンケートのお願い
インタビュー後記
ちょうど体験会を行っていたのですが、団員と体験会に来ている子供たちが仲良さそうにプレーしていたのが印象に残りました。
また、学童野球チームで専用のマイクロバスを持ち送迎を行っているのはあまり聞いた事がないですね!
チームを長く運営されている一つの財産なのでしょうか? なかなか実現出来る事ではないですが、ちょっとうらやましいですね!
色々なチームが団員集めに苦労をしている最近ですが、勿来少年野球教室は親子2代で運営されているせいかチームカラーも引き継がれていて安定した運営がされているチームの様子なので、保護者の方も安心して子供を預けるチームになっているのではないでしょうか?
ちなみに私も勿来少年野球教室さんとはツイッターを通して知り合いました。
グッツ情報
やはりミズノ社のビヨンドバックス系のバットが多かったのですが、久しぶりに Demarini(ディマリニ)のバットを見ました。これはアメリカでDemariniさんがソフトボールに開発したバットで確かアルミの2重構造になっており一時ソフトボール界を圧巻しいた有名なバットでした。
学童軟式用ですが形状はソフトボールに近い感じですが目立っていてカッコよいですね。
これも学童野球で見たことがありますが見慣れないせいなのか、カッコよく感じます。
インタビュー内容
長瀬:監督のお名前とチーム名をお願いします
監督の根本雅章です。勿来少年野球教室になります
長瀬:野球教室と名付けたのはどうしてでしょうか
自分の父が元々監督をやっていまして小名浜野球教室もそうなんですが野球スクールという意味で野球教室になってるんじゃないかなって勝手に思っています
長瀬:監督さんに就任されたいきさつを教えて下さい
自分の父もこの団の監督をやってまして、監督人事があった時に「お前も手伝え」って事から始まってやっております。
長瀬:お父様が始められたチームなのですね?
そうです
長瀬:普段の練習場所を教えて下さい
練習場所は勿来市民運動所で火曜日、水曜日、木曜日、17時半から19時時半まで2時間やっています
長瀬:最近のチームの成績を教えてください
2019年マクドナルドトーナメント、高円宮賜杯に出場させていただきました。
長瀬:チームのスローガンを教えて下さい
野球を楽しみながら中学・高校と上のレベルまで行って高校生で甲子園まで行ってもらいたいなと思いながらやっています。
長瀬:月々の部費はどのくらいですか?
学年によって違うのですがマイクロバスを自前で持っているのでそれを含めて4~5千円位です。
長瀬:マイクロバスで移動するのですか?
基本的には車の当番はなくマイクロバスで一括輸送でやっています。集合場所を決めて一括で行って、一括で帰ってきます
長瀬:福島県と茨城県の県境なのですが茨城県の方にも行かれることはあるのですか?
茨城はしょっちゅう行きますね
長瀬:合宿はされていますか?
合宿は特別練習のための合宿はしていないのですが、県大会に出場した時には泊りで行くような感じでやっています。
長瀬:さっき答えていただきましたが練習時間は? 冬の平日練習は?
火水木ですね、冬は火曜日と木曜日を地元の小学校の体育館で借りたりして、冬は寒いのでなるべく練習量を落とさない工夫はしています
長瀬:チーム独特の練習方法はありますか?
中学校の先生方や高校の監督さんに「勿来の選手ははピッチャーでいいの出るよね」って言葉をもらっているんですがキャッチボールの中でピッチングの基礎練習を全員でやるので、その練習が中学に行って生きているのかなと勝手に思っています(笑)
長瀬:チーム出身で高校・大学・プロで活躍されている選手はいますか?
現JFE千葉の高木寿投手と東北福祉大学3年生のイソガミ君が現役で頑張っています
長瀬:選手を集める活動はどのようなことをしていますか?
まず学校のチラシ配り、後父兄の人の口コミ、後2年くらい前からツイッター、Facebook いわゆるSNSで自分の団を知ってもらう活動をやっています
長瀬:割合は口コミが多いのでしょうか?
そうですね、口コミが一番多いのが現状ですよね
長瀬:卒団生は野球を続けられている方が多いのでしょうか?
高校は別ですが、中学レベル位まではほぼほぼ100%続けています
長瀬:この地域は中学ではどのような野球を続けられる団員が多いのでしょうか?
チームによっても多少違うと思うのですが、地元の中学校の先生方が一生懸命な方が多いので、ボーイズ・シニアもありますけれど基本的には中学軟式の方が多いんじゃないかと思います
長瀬:監督をして良かった事とは?
中学校に送り出した上で、「勿来の選手は頑張ってますね!」とか高校に行って「就職決まりました」「大学決まりました!」とか、卒団してからの付き合いを大事にしたいタイプなので、何年か後にグラウンドを訪問してくれた時のが嬉しいです
長瀬:これからどんなチームにしていきたいですか?
試合で勝つことは勿論なんですけれど、昨今野球人口が減っているっているニュース、なんとなく暗い話題が多いので、なるべく野球人口を増やして中学高校と野球が盛んになるようなチームを目指してやっていきたいなとは思っています
長瀬:子供たちの入れる活動も熱心にされていて、これからの活動も応援しております。ありがとうございました